先代の愛猫・ハーにゃんが旅立ってから数か月…。止まっていた時間が、少しずつ動き始めました。
新しい家族を迎える準備。 それは、単に「猫砂とフードを買えばいい」という作業ではありませんでした。
失った悲しみを癒やすためではなく、まっさらな気持ちで、新しい命と向き合いたい。
今回は、2代目猫・タルタルを迎えるまでの準備と、我が家にやってきた当初の様子をお伝えします。
猫と私|共に過ごす「新しい空間」を整えてみた
新しい猫を迎えるにあたって、まず取りかかったのは家具の配置換えと大掃除でした。
実はハーにゃんがいた頃から、ずっとやってみたかった「模様替え」
家具を数センチずらす程度であれば問題ないけれど、猫はデリケート。
なので、大々的な模様替えは避けていたのです。
今回は、2階のリモートワーク部屋をメインに、「お部屋の大改造」です。
ハーにゃんだったらきっと、「ここをもっと、こうしたら喜んでくれたかな?」なんて想像力を膨らませながら…。
もちろん、人も猫もそれぞれ。
当時は、ハーにゃんをイメージすることしかできない状態でした。しかし、ハーにゃんをモデルに、猫が喜びそうな空間作りに一層、本腰を入れてみたかったのです。
そして最も重要なのが、 「私が仕事をしやすい環境」と「猫が安心して過ごせる空間」の共存!
ハーにゃんとの暮らしで気付かされたポイントも取り入れながら試行錯誤。
(その後は、タルタルの習性を見ながら調整もしつつ…)
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フード選びは「健康への願い」を込めて
猫を迎える際、悩むのがフードや日用品です。保護施設の代表さんにまずは確認です。
タルタルの場合、猫砂は「ひのき」でも使えるから問題ないとのこと。元々、家で使用していたタイプがそのまま使えると分かって安心です。
しかし、深刻なのが「フード選び」
これまでは市販の安価なフードを食べていたとのこと…。
多くの猫を救う保護団体さんでは、どうしても多額の医療費や運営費がかかります。よって、フードを安価なもので倹約せざるを得ない事情は痛いほど分かります。
でも、我が家は「保護施設」ではなく、一対一で向き合える「家庭」です。
それは逆手を取ると、強みでもあります。
「いつまでも健やかに、長生きしてほしい」
そんな願いを込めて、私はハーにゃんの保護主さんからの信頼も厚かった「ロイヤルカナン」を選びました。
本当は猫がこれまで慣れ親しんだメーカーが良いのは間違いないです。
もちろん、猫にとって急なフード変更はリスクもあります。
「受け入れてくれるだろうか…」
ある種の賭けでしたが、結果的にタルタルは受け入れてくれたので、ホッと一安心したのを今でもはっきりと覚えています。
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いよいよ対面!ようこそタルタル
ケージの中から聞こえる「サイレントニャー」
そして、緊張気味にケージから出てきたタルタルは、ウロウロ、ソワソワと落ち着きがない様子。
それは無理もありません。だって、いきなり知らない場所に連れてこられたのですから。
それでも、そっと私にすり寄ってきてくれて、人慣れはバッチリ!
(ある意味、大物?)
家中をひと通り探検し終え、ようやく落ち着いたのは夕方のことでした。
適応への試練と、タルタルの「学習能力」
家に来て数日間、なんといっても最大の悩みは「食事」でした。
環境が変わると食べなくなる猫は珍しくありませんが、やはり内心は焦ります。
器から食べないならと、床にこぼしてみたり、手の平からフードを与えてみると、少しずつ食べてくれるように!
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しかし、そんなタルタルには、困った(?)一面も。
とにかく人の食べ物に興味津々で、食卓の料理に必死に食い付こうとします。 これには「ダメだよ」と根気強く言い聞かせましたが、驚いたのはタルタルの理解力です。
「ごはんだよ」
「おいで」
「ダメだよ」
言葉の聞き分けがしっかりできる、とても学習能力の高い子だと判明しました!
(これを親バカならぬ、飼い主バカというのでしょうか…)
不安な体調|病院へ行くタイミングは?
食事は少しずつ進んでいるものの、気になる症状が続きました。
止まらないクシャミ。
3日間音沙汰のない排便。
そして3日目の夜には、精神的な疲れからか、目やにと涙まで……。
「幸せに過ごしたいだけなのに、私のせいで負担をかけているのでは?」 そんな罪悪感にも襲われたり…。
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施設の代表さんからは「健康そのもの」と太鼓判を押されていましたが、ハーにゃんの保護主さんからは「検診は最初にしておいたほうがいい」とアドバイスを受けていました。
環境変化によるものか、それとも何か隠れた原因があるのか。 安心を確信に変えるためにも、私は検診の予約を入れることにしました。
小さな身体で適応しようとする姿
変化があったのは家に来てから4日目のこと。
タルタルが私の足元に来て、一緒に寝てくれるようになったのです。 食べる量も増え、ようやく待望の排便もありました。
心から嬉しかった!「タルタル、ありがとう」
それでも、夜9時を過ぎると寂しいのか鳴き声が大きくなったり、クシャミが続いていたりと心配は尽きませんが、タルタルなりに一生懸命、この家に馴染もうとしてくれているようでした。
さあ、検診までの数日間。
まずは静かに、この小さな命を見守ることにしたのです。
つづく
前のお話:【第2話】出会い|猫に触れて、猫を思う時

