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50代の今だから知りたい|将来も猫と関われるための制度と選択肢

保護猫と暮らす

猫と暮らしたいんだけど…。

「一人暮らしだから諦めるしかないのかな?」
「フルタイム勤務で家を空ける時間が長いけど、大丈夫かな?」

そんなふうに年齢や生活環境を理由に、猫との暮らしを諦めてはいませんか?
実は、飼うだけが猫と関われる方法ではないんです。

今は高齢者ではなくとも、将来に見据えて知っておきたい「永代預かり制度」
そして、一人暮らしでも無理なく猫との関われる「預かりボランティア」

今回は2つの方法について、メリットや注意点を交えながらリアルにご紹介します。きっと、あなたにも「猫と関われる新しい形」が見つかるはずです。

 

1. 50代から知っておきたい|猫を迎えにくい現実

保護猫の譲渡では、年齢だけでなく生活スタイルも影響します。
例えば、次のような条件がよく挙げられます。

 

☒ 猫は20年近く生きるため、将来の飼育継続への不安
☒ 高齢者の場合、「施設入所=飼育困難」と見なされやすい
☒ 一人暮らしだと、万が一の入院や災害時のリスクが高い
☒ フルタイム勤務で長時間家を空けることが多い

など…。

保護団体は猫の幸せを第一に考えて判断するため、どうしても慎重にならざるを得ません。決して「高齢者や一人暮らし=無責任」ということではなく、あくまでも猫を安全に守るためのリスク管理として捉えているからです。

🔗関連記事:
保護猫の譲渡条件はなぜ厳しい?保護猫を家族に迎えるためにできること

 

2. それでも猫と暮らしたい|ボランティアという選択肢

「今は忙しいけど、いつか猫と暮らしたい」
「猫を飼う前に、まずは経験を積みたい」
「年齢や環境を理由に断られるかもしれない」

そんな思いを持つ方にこそ、ボランティアという形があります。

 

3.預かりボランティアってどんなもの?

某テレビ番組でも度々、取り上げられる預かりボランティアは、猫を譲渡するまでの間、自宅で一時的にお世話をする活動です。

猫との時間を通して学び、責任感や愛情を育むことができます。

食事・健康管理・トレーニング・人慣れのサポートなど、猫との関わりは多岐にわたります。猫を預かるので当然、保護団体あるいは保護主に報告義務もあります。

預かりボランティアのメリット

猫との暮らしをリアルに体験できる
猫の性格や行動を理解できるようになる
自分に猫を迎える準備ができているか見極められる

🧺預かりボランティアを始める前に準備したいこと

猫が安心して過ごせる環境を整えることが大切です。
主に、次のような準備をしておくと安心です。

📌 生活環境の整備:ケージやキャリーケースの用意、脱走防止対策など
📌 日常品の準備:トイレ、キャットフード、水飲み容器など
📌 健康管理:猫の健康チェックと必要に応じた状態報告
📌 ケア用品:爪切りや歯磨き用品など

※基本的な用品は、ボランティア側が用意するケースが多いです。

🔗関連記事:
【保存版】保護猫を迎えるときに必要なものと快適に暮らすためのポイント

🐾あわせて読みたい:
【お勧め】『猫を飼う前に読む本』|保護猫を迎える前に重宝する実用本

預かりボランティアに向いている人はこんな人

👥 猫との暮らしを体験してみたい人
👥 猫のためにできることを探している人
👥 将来、猫を迎える前に準備しておきたい人

【実例】北海道しっぽの会の取り組み

北海道長沼町にある認定NPO法人「しっぽの会」では、終生預かりボランティアを募集しています。

対象となる猫は、毎日のケアが欠かせない、ハンデのある猫たち。医療費やフード代などは団体が負担してくれるので、安心して活動できます。

詳細はこちら➤ 認定NPO法人「しっぽの会」

 

4. よくある質問|実際どうなの?預かりボランティア

Q1. 保護猫にかかる費用は全部自己負担になるの?

A.
基本的には日用品は自己負担ですが、団体によっては医療費やフード代を負担してくれる場合もあります。事前に確認しておきましょう。


Q2. 猫が体調を崩したらどうすればいいの?

A.
まずは団体に相談。勝手に動かず、指示を仰ぐのが基本です。
緊急時のみ臨機応変に対応しましょう。

Q3. 一人暮らしでも本当にできるかな?

A.
一人暮らしでも参加可能な団体は多くあります。ただし、脱走防止柵や猫が安心して過ごせる環境作りは必須です。環境確認を行う団体も多いです。

Q4. 預かった猫と別れるのが辛くなりそう…

A.
その気持ち、よくわかります!しかし猫が「本当の家族」と出会う瞬間は、何より嬉しいもの。あなたのサポートが猫の幸せに繋がるのです。

 

5. 高齢者向けの制度「永代預かり」という安心の形

「最後まで猫と暮らしたい」


そんな想いを叶える制度が、ツキネコ北海道の永年預かり制度です。

この制度では飼い主ではなく、預かり主として猫と関わり、暮らすことができます。

一番の安心ポイントは、預かり主さんに万が一のことがあっても猫がツキネコに戻る仕組みになっていること。

全国的にはまだ浸透していませんが、州からの問い合わせも増えているようです。

詳細はこちら➤ ツキネコ北海道

 

6. ボランティアを通して得られること

初心者でも無理なく始められるように配慮してくれる団体が多いです。まずは心配しすぎず、気になる団体に相談してみましょう。

預かりボランティアを通して得られること

👥 猫との暮らるリアルな体験(大変さ以上に癒し倍増)
👥 命を支えている実感とやりがい
👥 社会とのつながり

など、たくさんの幸せを運んでくれるのが猫です🐾

 

【番外編】私がもし、預かりボランティアをするならば…

うちのタルタルも元保護猫です。

初代猫もタルタルも人間の都合に翻弄されてきましたが、縁があって最終的にはわが家に来てくれました。

もしも今、預かりボランティアを始めるなら、タルタルの気持ちを最優先に考えます。初めはケージで距離を保ち、少しずつ生活空間を広げる──

そんなステップを踏むでしょう。

私にとって大切なのは「猫の心のケアを第一にすること」
これは、飼い主としてもボランティアとしても、共通の信念といえます。

 

まとめ|「飼えない=諦める」ではない

年齢や一人暮らしなどの生活環境を理由に、猫との暮らしを諦める必要はありません。「預かる」または「関わる」形であれば、猫との生活も可能となります。

「もう歳だから」「一人暮らしだから」と諦める前に、まずは小さな一歩から始めてみませんか?きっと猫との素敵な時間が待っていますよ。


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