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【実体験】保護猫の初期医療費はいくら?1か月でかかった7万円の内訳と注意点

猫の健康と病院

「保護猫を迎えると、医療費ってどれくらいかかるの?」


これから猫を家族に迎えようとしている方には、気になるポイントではないでしょうか。

私も最初は「避妊手術とワクチンくらいで済むだろう」と思っていました。
ところが、実際にかかったのは―――たった1か月で約7万円

今回は、初代猫・ハーにゃん(享年7歳)にかかった初期医療費のリアルな内訳と注意点をお伝えします。

一般的な医療費相場・費用を少しでも抑える方法についても解説しているので、 これから保護猫を迎える方の参考になればうれしいです。

 

保護猫の初期医療費の相場はどのくらい?

保護猫を迎える際に必要となる主な医療費は以下の通りです。

 合計:30,000〜50,000円程度が目安です。

ただし、ケガや感染症などで追加治療が必要な場合は、5〜10万円以上になることもあります。

 

【実体験】初代猫・ハーにゃんにかかった医療費の内訳

2017年10月に保護され、2018年1月に我が家にやってきた初代猫・ハーにゃん。
当時は推定1歳で、保護主宅では他の猫に噛まれた傷があり、その治療を引き継ぐ形でした。

以下は、迎えてから1か月でかかった医療費の内訳です。

合計:約69,876円(約7万円)

 

なぜ初期費用が高くなったのか?3つの理由

☒ 噛み傷の治療が必要で通院回数が多かった
☒ 避妊手術やワクチンが未実施だった(保険適用外)
☒ ストレスから自分で傷口をなめて再発した

 

 

💡 補足エピソード

ハーにゃんはエリザベスカラーが苦手で、大きなストレスを抱えていたことは一目瞭然でした。そこで、ネットで布製カラー(5,420円)をみつけて別途購入。

布製カラーは柔らかくて軽いため、ストレスは軽減された様子も。ですが、ケガしている箇所によっては簡単に届いてしまうため注意が必要です。(尚、猫の身体も柔らかい!)

 

体験談|予想外のケガと長期通院のリアル

通院は長期に渡りました。

実際にエリザベスカラーを外せたのは、うちの子になってから1年4か月後!

その後も体調に波があり、通院の日々が続きました。それでも「この子が健やかに過ごせるなら」と思うと、通院は大変でも苦ではありませんでした。

思い返せば、ハーにゃんは田舎の漁港でひとりぼっちだった猫。
保護主さん宅では、他の猫たちと仲良く過ごせたのに、うちに来てからはひとり。

当時の私は仕事に追われて、触れ合う時間が足りなかったかもしれません。 今でも、そのことを思うと切なくなります。

 

保護主によって異なる費用負担の実情

初代猫・ハーにゃんの場合は、個人で保護活動をされている方から譲渡されました。保護主さんによっては、保護猫にかかった治療費の負担や線引きは微妙と伺っています。

ハーにゃんは田舎の漁港から空輸されてきた猫でしたが、空輸の費用は保護主さんが負担しています。譲渡の際は、空輸代の負担は含まれていませんでした。

この事例で言うと、「空輸代を請求」する方もいます。そのため、譲渡時に「どこまで費用を負担するのか」を確認しておくことをお勧めします。

 

保護猫の医療費を抑える方法

助成金制度を知る

ハーにゃんが避妊手術を受けた際は、動物病院で30%割引が適用されました。まずは、かかりつけの動物病院に相談してみましょう。

また、日本動物愛護協会では、「飼い主のいない猫の不妊去勢手術助成事業」を行っています。詳細は下記のリンク先をご参照ください。

📝参考記事:飼い主のいない猫の不妊去勢手術助成事業


保護団体単独の活動にも目を向けてほしいのですが、保護団体も皆さんからの寄付金を基に、活動されています。保護団体の方針などを十分理解されたうえで、相談してください。

例えば、HOKKAIDOしっぽの会では「飼い主のいない猫基金」の取り組みを行っています。詳細は下記のリンク先をご参照ください。

📝参考記事:飼い主のいない猫基金(HOKKAIDOしっぽの会)

 

定期的な健康診断と早期発見・早期治療

保護された状況により、猫の健康状態も医療費の負担もさまざまです。だからこそ、日頃の健康管理がとても大切になります。

尚、7歳以下の成猫の場合は、年1回の健康診断が推奨されます。

症状が悪化すると治療費の負担も大きいですが、なによりも愛猫にも大きな負担になります。飼い主が日頃から気をつけてあげましょう。

 

🔗関連記事:【保存版】保護猫にも安心!失敗しない動物病院の選び方と信頼関係の築き方

 

まとめ|保護猫の初期医療費は5〜10万円を目安に

今回は、初代猫・ハーにゃんの保護当時にかかった医療費をもとに、保護猫の初期医療費のリアルな実態を紹介しました。

ハーにゃんを迎えた時の医療費は「約7万円」でしたが、保護主さんが負担してくださった分を含めれば、実際の総額はもっと高かったと思います。

ただ、保護猫を迎える準備(日用品)や医療費の負担はムダではありません。それ以上に、猫がくれる癒しと心のうるおいは計り知れないからです。

実際にハーにゃんからは、日々の癒しと多くの学びをもらいました。

これから保護猫を迎える予定のある方へ―――

事前に医療費の目安を知っておけば焦らずに対応できます。本記事が安心して保護猫を迎えるための準備として参考になれば、ハーにゃんも喜んでくれるでしょう。


🔗関連記事:保護猫の初期費用はいくら?約14万円かかった内訳を公開

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