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【第1話】もう2度と猫は飼わない…そう思っていた矢先でのこと

2代目猫・タルタルの物語

初代猫・ハーにゃんとのお別れを経験してから強く思ったこと、それは…

「2度と猫なんて飼わない…!そう、ハーにゃん以外の猫なんて考えられない」

という思いでした。

ところが、その気持ちもいとも簡単に覆されてしまったのです。

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ハーにゃんとお別れしてから数か月後のこと。

近所を歩いていたところに、「猫の譲渡会」の開催のお知らせ看板を偶然にも目にした時、私の中で小さな衝撃が走りました。

今まで気づかなかった…。

何の変哲もない住宅街で、猫の譲渡会?

その時は不思議な思いと同時に、複雑な心境になったものです。

 

「それでも猫がすき」

私には動物を飼う資格なんてない。

なんといっても、ハーにゃんには申し訳ない気持ちでいっぱい。

新たに猫を迎え入れるとするのならば、自分の軸をしっかりと確立してからだと思っていました

自分に動物触れ合い禁止令を出していたものの、やっぱり猫は大好き。

なので、気持ちの整理ができた頃に、猫カフェ行こうかな?と思い、過ごしていました。

家に猫がいないと、自分に使える時間は増えて、作業でも何でも捗るんです。

とはいっても、充実感はなく、心はすでに空しさで募っていました。

 

葛藤する思いから「自分にできることは」

ハーにゃんと過ごしていた頃は、病気や体調変化で病院へ行ったり、忙しい思いをして不安を抱えたり、そして、お金も飛んでいきました。

でも、猫という存在そのものは愛おしいのです。

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私という人間は何て弱いのだろう。

保護猫を引き取って「助けてあげたつもり」が心を支えてもらっていた存在へと大きくなり、ハーにゃんを通して「猫の魅力」そのものに取りつかれていました。

あの感触が懐かしい。

最後に息を引き取って、硬くなったハーにゃんを抱いた時の感触は、今でもはっきりと覚えています。

ハーにゃんは救えなかったかもしれない。

でも、猫そのものを否定するように自分の気持ちを封印していたとしたら?

 

新たな猫との出会いは「罪滅ぼし」?

ハーにゃんの保護主さんからの言葉ひとつひとつを思い出してみた。

私と出会っていなかったら、「ハーにゃんはとっくにこの世にはいなかった」と。

(いいえ、保護主さんが保健所から引き出していなかったら、ハーにゃんは助からなかった)

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私と出会ったことで、ハーにゃんは本当に幸せだったのだろうか。

違う人が里親さんになっていたら、ハーにゃんはまだ健在だったのだろうか。

何度問い詰めても答えは出るわけではない。

でも、ハーにゃんを通して得た経験はムダではないはず。

他にも人間の都合で翻弄されている猫ちゃんたちは全国にいくらでもいる。

ハーにゃんが殺処分から救われたように、私が行動することによって、他の猫ちゃんを救うことに繋がるとしたら?

私もハーにゃんも報われるのかな…。

 

譲渡会で答え合わせしてみよう

さらに、数か月後が経過した頃—————

またしても同じ場所で「猫の譲渡会」の案内看板を見かけることに。

譲渡会で実際に猫に触れることによって、私の感情はどのように動くのだろう。

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ピンとくる出会いがあれば「受け入れたい」

でも無理はしない。(できない)

ちょっと、覗いてみよう。

複雑な思いも残しつつ、譲渡会へと向かってみました。

そして…

2代目猫・タルタルと出会うことになったのです。

 

つづく

 

次のお話:【第2話】出会い|猫に触れて、猫を思う時

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