ハーにゃんを迎える日が決まり、その日を待つ約30日間は、久しぶりに心からワクワクできる毎日でした。
愛犬を失った寂しさが少しずつ癒されていき、「次の家族を迎える喜び」に変化していくのを感じながら、日々を過ごしていました。
ハーにゃんが暮らせる環境作りに没頭
猫を迎えるのは初めての私。
「猫ちゃんに必要そうなのは何?」まずはそこからのスタートでした。
そこで最初に手にしたのが、猫と暮らすための基礎がわかる1冊の本だったのです。1冊の本を参考に、猫に最低限必要なものがわかるようになり、揃えていくことに。
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飼い主のときめきは「猫には関係ない」
ペットショップやネットには、かわいいアイテムがいっぱい!
見ているだけで楽しくなりますよね。
かわいいモフモフのベッドは各部屋に必要?など、悩むのも楽しいものです。ただ、実際に猫が来てみないとわからないことも多いのが事実。
でも、猫が来てから慌てるのは避けたいし、なにより猫に不憫な思いはさせたくない。
その結果———
猫飼い初心者の私は知見も何もない状態で貪るように(笑)あらゆるものを用意しました。
猫が全く見向きもせず、無駄になった物もありましたが、「他の猫ちゃんの役に立ったと思えばいいよね」と、割り切って考えるようにしました!
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保護主さんと預かりさんが訪問
ということは・・・?
いよいよ、ハーにゃんが我が家にやってくる!
ワクワクとドキドキで胸がいっぱいになりながら、部屋を整え、必要なものを揃えて準備万端。
ところが——
待てど暮らせど、なかなか来ない。
しばらくして保護主さんから連絡があり、実は私の当時の職場まで間違えて行ってしまったという…。
※2代目タルタルのときは職場まで聞かれませんでしたが、初代ハーにゃんの契約書には勤務先住所を書く欄がありました。
そして、我が家迄行く道順を説明し、その後、1時間ほど経ってから到着!
待ってたよ、ハーにゃん!

キャリーケースの中から「ニャアニャア」と可愛い声が聞こえてくる。
保護主さんがキャリーケースを開けると、ハーにゃんは少し警戒しながらも、ゆっくり家の中を探検し始めました。
窓辺には、ハーにゃんのために用意したキャットタワーがあり、外の景色を楽しめるように準備も万全です。
そして、家中を探検した後にハーにゃんがキャットタワーに登ってくれた時は心底、ホッとしました。
でも…。何で首周りに包帯が巻かれているのだろう?
保護主さんのおうち事情
保護主さんは、一軒家で数十匹の保護猫と暮らしています。
ハーにゃんと同じ時期に保護されたハチワレの猫ちゃんもいたのですが、そのハチワレちゃんに首~肩周辺を「ガブっ!」と噛まれてしまったようなんです。
数十匹の保護猫を一人で世話する中での出来事で、すぐ病院にも連れて行ってくれたようです。
でも、これは完全に想定外でした…。
断る理由が見つからない「おいで、ハーにゃん」
どうしましょう…と相談されましても、ここで「はい、そうですか。では、完治してから来てね」なんて言えるわけがありません。
ハーにゃんを家族にすると決めた瞬間から私の答えは決まっています。
「なにがあっても受け入れる」
この先、ずっと家族として暮らしていく過程で、病気やけがはするもの。
そう考えると、ハーにゃんが怪我した時期が少しだけズレてしまった、と考えるしかありません。
このときは、まさか入退院を繰り返し、通院の日々が始まるなんて想像していませんでしたが……。
「今日から、ここがずっとのおうちだよ」
田舎の漁港から地元の保健所へ収容、期限の延期を重ねて空輸で保護主さん宅へ。そして、ハチワレちゃんとのトラブル…と、波乱続きだったハーにゃん。
「今日からここが、ずっとのおうちだよ」
まずはケガをしっかり治して、ゆっくり過ごしてほしい。
保護主さんは猫用品だらけの我が家の部屋を見て、ちょっと涙ぐむ場面も。
「本当にありがとうございます」と。
猫を迎えるのだから、猫用品は揃えて当たり前の感覚でいたのですが、ハーにゃんが保護されるまでの背景を思うと感慨深いものがありますよね。
早いもので、ハーにゃんが亡くなって2年が経とうとしている今でも、私は思っています。
「本当にハーにゃんを保護して、命を救ってくれてありがとう」と。
さて、いよいよここから

何だかんだと保護主さんと話をして数時間———
ハーにゃんとの別れも惜しいところですが、ひと通り、我が家の探検を終えたハーにゃんはソファの裏に隠れて出てこなくなりました。
そんな様子を見た保護主さんと預かりさんは納得して、我が家を去ることに。
それから数分後のハーにゃんは落ち着かずに、我が家をクルクルと移動しつつ、鳴き出すこととなり、切ない気持ちに。
事情も知るはずもないハーにゃん、突然、訳わからない場所に置いていかれて戸惑ったのでしょう。
かわいそうにもなってきましたが、でも、今までの辛かった経験も忘れるくらいに、ここでは幸せに過ごそうね。
そして、これからもずっと「よろしくね」

