30代の頃———
かつての私は、常に部屋の中がゴチャゴチャで整理整頓が苦手なタイプでした。部屋中には衣類や本などの物で溢れ、毎日の生活にどこかストレスを感じつつ、過ごしていたのです。
しかし、30代で「シンプルライフ」に出会ったことにより、生活に変化が生まれました。
そして今、猫と過ごす部屋の中は、すでに片付いた状態で心地よく過ごせています。
この記事では、猫にも人にもやさしい「シンプルライフ」の実現に向けて、物を減らす段階や片付け、収納についてお伝えしていきます。
「猫と暮らすシンプルライフ」は心を穏やかにし、猫ちゃんとの絆もより深まることでしょう。
🌿 猫と暮らすシンプルライフで得られる3つのメリット

1. 部屋の中を整理することで生活動線がスムーズになり、掃除の手間が省けます。
2. 猫の導線も確保でき、僅かなスペースを隠れ家にすることができます。
3. 物が少ないことで猫の安全を守り、ストレスの少ない住環境が作れます。
🏡 猫が快適に過ごせるシンプルな空間づくりのコツ
猫にとって快適な部屋づくりの手順を見ていきましょう。
まずは大きな物から取り掛かるのがポイントです。
🐈⬛ ケージやキャットタワーの配置を確保しよう
猫ちゃんにとっては欠かせない、ケージやキャットタワーの配置を確保しましょう。
外の景色を楽しめる窓辺がお勧めです。

愛猫・タルタルもよく、窓辺のキャットタワーでくつろいでいます。そんな愛猫を眺める幸せは、本当に心地が良いものです。
🔗関連記事:ケージを用意しよう
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🚽 猫のトイレの場所を確保する
猫のトイレは人の出入りが少なく、ゆっくり静かに排泄できる場所がよいでしょう。猫が食事する場所とトイレの場所は、できるだけ離して設置しましょう。

ちなみに私の場合は、ケージ内にシステムトイレをセットしています。ケージは窓辺に設置していますが、人の出入りが少ない場所に配置して、愛猫に配慮しています。
🎒 猫用品の収納術|シンプルにまとめてスッキリ管理!
爪切り、歯磨きセットなどのケア用品、ペットシーツ、猫砂、フードの保管場所、おもちゃなど、猫用品は種類が多いもの。
用途別にまとめて収納し、「物の住所」を決めておくと管理がグンと楽になります。
猫用品の収納方法|私の場合は…

ケア用品(歯磨きセットや爪切り)は小さな収納ケースにひとまとめ。
ケースごと持ち運べるので、使った後も元の住所に戻しやすいです。
ペットシーツやペット用ウェットシート、汚物入れのバケツは近い場所にまとめ、急な時にもすぐ対応できるようにしています。猫砂も同様に近い場所に保管。
フードは密閉容器に入れ、ちゅ〜るやおやつ類、フードの在庫は一つの収納ケースにまとめています。(上の画像の青の収納ケース)
おもちゃは猫の気まぐれに合わせていろんな場所にありますが、紐など危険な物は保存容器に入れています。
物が少ないと誤飲などによる事故のリスクも減るので、シンプルライフは正に良いことづくめ!
猫の物は増えても、自分の所有物はコンパクトに!
猫用のグッズは自然と増えますが、自分の持ち物は最小限にして、部屋のスッキリ感を維持するように心がけています。よって、猫との共存がより快適になります。
猫との暮らしでシンプルライフを保つコツは、「猫グッズは増えても、自分の物は減らす」というバランス感覚を保つことが大切ですね。
飼い主の所有物を最小限にする工夫

👗衣類

はっきりさせる!捨てる基準は3つ
・1年(最低3年)袖を通していない服
・「いつか着るだろう」と保管したままの服
例:痩せたら着よう…など。
・毛玉だらけやほつれがあり、状態の悪い服
捨てるのに迷う理由
・人からもらって捨てられない服
・「高かった」「もったいない」などの理由で手放せない服
捨てられない服の手放し方
・リサイクルショップに持ち込みする
・メルカリなどフリマアプリで出品
・回収ボックスを利用
例:ユニクロ・ジーユーなど
・寄付する
アニマル・ドネーションでは、着なくなった衣服の買取サービスがあります。査定金額から寄付申請を行うことで「保護活動」に貢献できるので、興味ある方はリンク先をご参照ください。
🪴リモート部屋を猫と共有する工夫

リモート部屋は、私が普段から生活している部屋であり、愛猫・タルタルと共に過ごす空間でもあります。
特別に狭いわけではないのですが、爪とぎやキャットタワー、仕事用の大きめデスクを置いたことで、以前より少しコンパクトに感じるようになりました。
収納ボックスの端に置いていた無印のカゴは、もともとバッグ置き場として使っていましたが——いつの間にかタルタルに占領されることに(笑)そこでクローゼットの収納を改造!
よく使うバッグはS字フックに掛けて取り出しやすくし、使用頻度が少ないものは上段へ移動。そして、空っぽになったかごの中には毛布などを敷き詰めて、タルタル専用の「隠れ家スペース」に(画像の右下)
リモート部屋の自慢といえば出窓。そして、出窓の下の収納スペースは「猫トンネル」になりました!飼い主の所有物を最小限にしたから実現できたことですね。
余白のある部屋は風通しも良いものですが、猫も咄嗟に隠れることができるので安心!(笑)詳細は関連記事でも触れていますので、興味のある方はぜひ、覗いてみてください。
🔗関連記事:【実例あり】狭い部屋で猫と快適に暮らす方法|レイアウト・収納の工夫
📖 本

捨てる基準
・ずっと読まずにおいてあるだけの本
・読み返すこともない本
本の手放し方
衣類と同じく、人に譲る・メルカリ・ブックオフへの持ち込み・寄付などがあります。
所有物を見つめ直す時間は自分との向き合い方になる
ここでは衣類や本を例に挙げましたが、持ち物を最小限に保つ考え方は、すべてのジャンルに共通します。
家族構成や使う頻度により持ち物の数は違いますが、「本当に必要なものかどうか」を見極め、物と向き合う時間を1日15分でも作ってみましょう。すると、少しずつ暮らしが訪れるようになります。
物と向き合う作業は、「自分がどのような暮らし方がしたいのか」を見つめ直すきっかけにもなるのです。
まとめ|猫も私も快適なシンプルライフ
部屋の中が整っていると探し物に時間を取られず、心にも余裕が生まれます。そして、猫と快適に暮らすためには猫の安全性と、自分自身の過ごしやすさの両立が大切です。
猫と過ごす何気ない日常が、なによりの幸せ。
だからこそ、心地よい空間でその時間を大切に過ごしたいですね。
今日から1歩ずつでも、シンプルライフに向けて実行してみませんか———
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