「猫は好きだけど、事情があって飼えない」――そんな気持ちを抱えていませんか?
私自身、先代猫・ハーにゃんを見送ってから、心にぽっかりと穴が開いた日々を過ごしました。「もう二度と猫を飼うことはないかもしれない」と思った時期もありましたが、
それでも――
「ハーにゃんの命を無駄にしたくない」という気持ちが、私を支援活動へと導いてくれました。この記事では、猫が飼えなくてもできる保護猫支援の方法を5つご紹介します。
「猫を助けたい」「保護猫の役に立ちたい」そんな気持ちを、行動に変えるヒントになれば嬉しいです。
1.毎月少しの「寄付」から始める保護猫支援
保護猫支援の中で最もシンプルかつ継続的にできるのが、金銭的な寄付です。
・ホームページや公式Facebookなど、何かしらの形で収支報告を提示していること
・写真などで状況が分かるようにし、透明性のある活動報告がされているか
・実績があるかどうか(保護数や譲渡数などが報告され、透明性があるか)
私が実際に使っている保護猫への寄付サイト
私が利用しているのは「アニマル・ドネーション」という寄付サイトです。ここでは審査を通過した団体のみが登録されていて、寄付金の使い道にも透明性があります。
44の認定団体すべてに寄付したり、特定の団体に寄付することも可能です。また、毎月寄付するか、今月は気になった団体だけ寄付するなど、自分のペースで支援できるので続けやすくておすすめです。
2.支援物資の提供
保護団体では物資の支援も常に必要とされています。
特に喜ばれるものはこちら ―――
毛布や使用済みタオル
使用済みといっても状態の良い物であることが望ましく、衛生面でも安心です。
特に、子猫や高齢猫には寒さをしのぐために重宝します。
消耗品(猫砂・ペットシーツなど)
猫たちが生活するには欠かせない物なので、非常に役立ちます。
猫砂は毎日、大量に消費するので費用の負担も大きいです。
ペットシーツはトイレの失敗などに使えるので、寄付すると大変喜ばれます。
フード
保護猫は病気を持っている場合が多く、栄養価の高い物が喜ばれるでしょう。
子猫や高齢猫は特に栄養価が高く、ウェットフードなども重宝します。
Amazonの「ほしい物リスト」からの支援方法
多くの団体がAmazonの「ほしい物リスト」を公開しています。
自宅から数クリックで支援が完結するので、忙しい方にもおすすめです。
3. SNSでのシェアや「いいね」も立派な支援
「できることがない」と思っても、情報の拡散は大きな力になります。
里親募集のリポスト
活動報告に「いいね」する
SNSでの小さなアクションも、保護猫の未来を変えるきっかけになります。
4. チャリティーイベントやグッズ購入で応援
保護猫カフェに行く、イベントに参加する、チャリティーグッズを買う。
これらも立派な支援です。
「猫を飼う予定はないから譲渡会に行く意味はない」と思っていませんか?
実は、グッズを購入するだけ、会場で寄付するだけでも十分に支援になります。譲渡を考えていない方でも、ぜひ気軽に足を運んでみてください。
ただし、長居はしないように配慮は必要です。
5. クラウドファンディングでプロジェクト支援
保護団体は、時に大きな医療費や施設の修繕など、まとまった資金が必要になることもあります。そんな時に活用されるのがクラウドファンディングです。
「気になるプロジェクトだけ」でもOKです。少額から支援できるので、負担なく参加できます。
おわりに
私は子どもの頃から犬や猫が大好きでした。保護犬・保護猫と暮らすことで、「救っていた」つもりが、今では「救われている」と常々、思っています。
動物にまつわる残虐なニュースを見聞きして悔しいやら情けないやら、やり場のない思いもありますが、多くの小さな支援が広がることを日々願っています。
猫が飼えないからこそ、できる支援があります。
無理のない範囲で、できることから始めてみませんか?
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