北海道の冬は厳しい寒さが長く続きます。
そんな中、猫ちゃんだけをお留守番させるのは心配ですよね。
「FFストーブはつけっぱなしでも大丈夫かな?」
「氷点下の部屋で猫が凍えないか心配…」
そんな不安を抱える飼い主さんも多いはずです。
この記事では、北海道地区で猫ちゃんを留守番させる際に、安全に暖かく過ごせる工夫をまとめました。北海道は広大ですので、地域ごとの注意点もご紹介します。
地域ごとの特性と上手につきあって、愛猫と一緒に厳しい冬を乗り越えましょう!
北海道の冬に多い暖房器具と特徴
北海道でよく使われる暖房器具を例に挙げ、安全に使うためのポイントをご紹介します。
🏠 FFストーブ(石油暖房の主流)
強制給排気式で一酸化炭素中毒のリスクが低いです。
火力が強く、部屋全体がすぐに暖まりやすいです。
安全対策
・猫が直接触れないようにストーブガードを設置しましょう。
・コードやセンサー類はカバーを付けて保護しましょう。

💡我が家では、朝に家全体をしっかりと暖めておき、一旦、電源を切ります。そして、帰宅予定の約2時間前にタイマーで再稼働するよう設定します。
🌬️ 石油ファンヒーター
即暖性が高く、短時間で部屋を暖めたい時に便利です。
燃焼時に一酸化炭素が発生するため、つけっぱなしは厳禁!
安全対策
・外出時は必ず電源オフにしましょう。
・猫が近づけないようにガードを設置しましょう。
❄️ エアコン暖房
火を使わないため火災リスクが低いです。
室温を一定に保ちやすく、猫の体調管理にも安心です。
⚠️寒冷地非対応モデルでは外気−10℃以下で効率低下することも。
→「寒冷地仕様」のモデルが理想です。
安全性を最優先するならエアコンがベスト
暖房器具の中では、エアコンが比較的安全です。長時間つけっぱなしでも安全面では問題ありませんが、部屋中の空気が乾燥するため、濡れタオルを併用するとよいでしょう。
エアコンを使う際は、猫ちゃんに直接、温風が当たらないように注意しましょう。
そして、FFストーブや石油ファンヒーターなど火を使う暖房器具は、外出中は稼働させないのが基本です。タイマーや自動運転機能を上手に活用しましょう。
猫の留守中に守るべき3つの安全ルール
→ 猫が飛び乗れないように、高さと強度のあるガードで囲みましょう。 2.🔌 コード・配線の徹底保護
→ 感電や火災防止のため、カバーで覆うか家具裏に隠すのが鉄則です。 3.🌡️ 設定温度は18〜22℃を目安に
→ 極端な高温は脱水の原因に。安定した温度を意識しましょう。
参照ページ:日本暖房機器工業会コラム「暖房の適温」
猫が寒さを感じにくくする室温対策
長時間の留守番では、暖房のつけっぱなしはリスクが高い!でも、北海道の冬は暖房なしでは寒すぎて、猫の体調にも影響します。
そこで少しでも室温を底上げする対策や工夫を凝らすことが大事になります。
窓枠を覆うようにするだけで冷気をシャットアウトできます。
断熱シート 窓 結露防止 窓ガラス はがせる 窓用フィルム
🧻 アルミシートで底冷え防止
ラグやベッドの下に敷くだけで、床からの冷気をカットできます。
【北海道限定】地域別!猫のお留守番ポイント
広大な北海道では、地域によって気候や注意点が大きく異なります。
🏔️ 内陸部:旭川エリア
暖房の自動オフは避け、設定温度は18〜20℃で安定運転が理想です。
・FFストーブ→ タイマー運転や外出前の安全確認を
・エアコン→ フィルター清掃&サーモ運転の活用を
🌊 太平洋側:釧路エリア
湿度が低くなりやすいため、加湿しましょう。
・外出前に室内を加湿しておきましょう(加湿器を使用)
・外出中は濡れタオルや洗濯物を干して対策をしましょう。
🏙️ 都市部:札幌エリア
集合住宅や高気密住宅が多く、暖房効率は良いです。
それゆえに、結露が発生しやすいため、窓際の冷気対策と結露防止が大切です。
・室内の乾燥対策は、濡れタオルや洗濯物で湿度調整しましょう。
・寝床は窓や外壁から離して設置しましょう。
🕊️ 道南沿岸:函館エリア
港町のため冬は風が強く、体感温度が実際よりも低く感じられます。
積雪量は北海道内では比較的少ないものの、風による冷え込みが厳しい地域です。
・窓際や玄関まわりは断熱カーテンやすきまテープで防寒しましょう。
・猫の寝床は風の通り道を避け、ドアや窓から離した場所を選びましょう。
猫の居場所づくり|ぬくもりを感じられる工夫
猫が寒さを感じにくい工夫をして、ぬくぬくの環境で過ごさせてあげましょう。
猫用ベッドやマット、毛布を複数の場所に設置
猫はその日の気分で居場所を変えるので、家中あちこちに「ぬくもりゾーン」を用意しておくとよいでしょう。
猫ベッドは床に直置きを避け、底冷え対策を
床は冷気が溜まりやすいため、できれば棚の上や低いテーブルの上に置くと底冷え防止になります。家具の配置などで難しい場合は、猫ベッドの下に毛布やアルミシートを敷くとよいでしょう。
段ボール+毛布の簡易ハウス
ダンボール箱の中は体温を保持しやすく、安心できる隠れ家にもなります。また、留守番中だけでなく、万が一停電などで暖房が使えない時にも役立ちます。
湯たんぽを上手に活用する
室内のお留守番でも、湯たんぽは低リスクでおすすめです。
ペットボトルにお湯を入れ、タオルで包みます。市販の湯たんぽカバーを利用すると、安全で簡単、湯たんぽの出来上がり!
猫ベッドや簡易ハウスに忍ばせておくと、寒さ対策としても安心です。

💬愛猫・タルタルに使用!通院時にはキャリーへ即席湯たんぽを忍ばせたり、普段は猫こたつやベッドの中など、様々な場所や用途で使っています。
🐾 猫用こたつ
猫用のこたつは、猫が安全に使用できる設定で作られているから安心です。
・ヒーターが直接当たらないように保護された造りになっています。
・遠赤外線でじんわりと温める構造になっています。
・噛みつきによる感電防止のため、コードがしっかり保護されています。
猫ちゃんはこたつ大好きですよね!

こたつの中でぬくぬくと過ごさせてあげたい…。
猫用こたつならつけっぱなしでも大丈夫?

いいえ、それは危険です!
なぜなら、猫こたつの電源を入れっぱなしにすると、低温やけどや脱水などのリスクが高いです。そして、布団で完全に覆ってしまうと一酸化炭素中毒の発生にも繋がるため、留守番重は必ず、電源をオフにしましょう。
🐱愛猫タルタルも「猫こたつL」を愛用中!
愛猫・タルタルにも使用しています。
タルタルにお留守番をさせる時は、朝起きたときに電源を入れて温めておき、外出直前に電源をオフにします。温かさはしばらくは持続しますが、フルタイムの時間では温かさも消失してしまいます。
そこで、猫こたつのなかに、毛布やフリース、即席湯たんぽを入れて寒さ対策をしています。停電など万が一の時も活用できるので、普段から用意しておくと安心です。
タルタルの場合は、嫌なこと(歯磨きなど)を察すると、こたつの中に身を隠したり、暖をとるなどして、猫こたつを愛用してくれています!
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猫こたつで暖をとったり、身を隠したり(笑)コロコロ忙しいです!
ちなみに画像の猫こたつはゆとりのLサイズです。
まとめ
北海道の冬は長く、急な冷え込みや空気の乾燥もありますので、猫の体調にも大きな影響を与えます。電気代は気になるところですが、まずは猫の安全と快適さを優先させましょう。
あなたの住む地域や住宅事情によって、暖房器具などの使いかたを工夫することで、愛猫が安心して過ごせる空間作りができます。
北海道に住む猫ちゃんたちへ———
冬の寒い時期でも、温かいお家の中でぬくぬくと健やかに過ごせますように!


