【北海道の猫の暑さ対策】地域別に解説!エアコン&室内温度調整のコツ

猫とインテリア

北海道の夏は短いけれど、猫にとっては意外と過酷です。

ここ数年、北海道の夏は本当に変わってきました。ひと昔前であれば「窓を開けておけば涼しい風が入ってきて快適」だったのに、今では 30℃を超える真夏日も珍しくありません

しかも、朝晩は涼しいどころか、肌寒いと感じる日もあるほど。これは北海道の広範囲で共通している特性ともいえます。

人間でも服装や寝具の調整が大変ですが、そんな中で「完全室内飼いの猫」はどう感じているのか…気になりますよね?

この記事では、北海道在住の筆者が実際に行っている暑さ対策と、地域ごとの気候特性に合わせた工夫をご紹介します。愛猫がのびのびと夏を乗り切れるヒントになればうれしいです!

 

【北海道の夏】地域ごとの猫対策のヒント

「北海道」と一口に言っても、札幌、旭川、稚内、釧路、函館…と広く、地域によって夏の気候は大きく異なります。あなたの愛猫が暮らす場所の特性を把握することが、快適な夏を過ごすための第一歩です。

 

1. 札幌 (道央) の猫ちゃんへ

近年は 30℃ を超える日も増え、蒸し暑さを感じることも。

・エアコンと除湿機を上手に使いましょう(エアコンの除湿機能もOK)
室温は 25∼28℃、湿度は 40∼60% を目安に調整しましょう。
・日差しの強い日は、遮光カーテンなどで日差しを遮るのが効果的です。

 

2. 旭川 (道北内陸部) の猫ちゃんへ

北海道内で最も暑くなる傾向があり、日中の気温上昇に注意が必要です。
エアコンは必須となる日が多いでしょう。

・猫がいる場合は、冷えすぎない 26∼28℃程度に設定しましょう。
・猫が涼しい場所と暖かい場所を選べるように工夫を。
・朝晩の涼しい時間に効率的に換気するのも大切です。

 

3. 稚内 (道北沿岸部) の猫ちゃんへ

夏でも涼しい日が多いですが、湿度は高めです。

・エアコンの冷房が不要でも、除湿機能や除湿機を積極的に活用しましょう
40∼60%
の湿度を保ちましょう
・猫によっては肌寒く感じることもあるので、暖かい寝床を用意してあげましょう。

 

4. 釧路 (道東太平洋側) の猫ちゃんへ

夏でも非常に冷涼ですが、霧の影響で湿度が非常に高い地域です。猫の快適な室温は 21∼25℃ 程です。何よりも除湿が重要になります。

40∼60% の湿度を保つために、除湿機やエアコンの除湿機能を常に利用し、カビの発生にも注意してください。

 

5. 函館 (道南) の猫ちゃんへ

本州からの暖気の影響を受けやすく、比較的夏らしい暑さになることがあります。札幌と同様に、室温は 25∼28℃、湿度は 40∼60% を目安にエアコンや除湿機を使い分けましょう。

 

エアコンは猫にとって快適?嫌い?

北海道でも今やエアコンなしでは夏を越せない日があります。我が家でも4年前、先代猫がいた頃にとうとうエアコンを設置しました。

 先代猫の場合… エアコンのスイッチを入れるとすぐ避難!風が当たるのがとにかく苦手で、冷たい空気を察知して、別の部屋に逃げてしまっていました。

 現在のタルタルは… 全く気にせず、出窓のガリガリサークルで丸まって爆睡。エアコンの直風が当たらない場所を自然に選んでくれます。

猫によってエアコンの感じ方は本当にさまざま。だからこそ、風が直接当たらない27∼28℃設定」が基本です。

 

猫が快適に感じる室温とエアコンの使い方のポイント

 

対策内容 ポイント
室温設定 27∼28℃が理想(寒すぎに注意!)
風向き調整 猫に直接当てないよう、風向きを上向きに
部屋の出入り自由 ドアストッパーや猫ドアを使い、好きな場所へ移動できるように
扇風機・サーキュレーター併用 空気の循環でムラなく涼しく!

※我が家ではエアコンがある部屋とない部屋をつなぎ、猫が好きなタイミングで移動できるようにしています。

 

猫の暑さ対策に欠かせない!被毛ケアの重要性

猫は、オーバーコート(上毛)とアンダーコート(下毛)の二重構造(ダブルコート)と呼ばれる被毛を持っています。特にアンダーコートは密生しており、保温性に優れている反面、夏場は熱がこもりやすく、通気性を悪くする原因にもなります。

人間が暑さを感じて服を脱ぎたくなるように、猫も体温調節が必要です。スムーズに熱を放出するためには、換毛期に抜け落ちるアンダーコートを適切に取り除いてあげることがとても大切になります。

 

対策内容 ポイント
こまめなブラッシング 長毛種は毎日、短毛種でも2~3日に1回が目安。
抜け毛を取り除き、通気性を良くして熱がこもるのを防ぐ。
ブラッシングの工夫 猫が嫌がらない時間帯を選び、優しく短時間から始める。
おやつでご褒美をあげたり、猫がリラックスしている時に試したりするのも◎
毛玉の予防 絡まった毛玉はさらに熱をこもらせ、皮膚トラブルの原因にも。
見つけたら早めに取り除きましょう。

ブラッシングは、抜け毛対策だけでなく、猫の皮膚の状態をチェックしたり、血行促進にもつながる大切なコミュニケーションの時間でもあります。嫌がる子もいますが、無理強いせず、少しずつ慣らしてあげてくださいね。

 

「買ったけど使ってくれない!」夏用グッズ問題と対策

 

楽天で購入した「ひんやりベッド」本当に入ったのは一瞬でした…。
レビューが良かったので、期待して楽しみにしてたのになぁ~…。

 

なぜ使ってくれないの?

  • ニオイが気になる(新品の素材臭など)
  • 触感が好みじゃない
  • 配置場所が落ち着かない

我が家の対応

  1. ベッドの場所をエアコンの風と日光が入らない場所に置く
  2. ニオイを馴染ませるために、タオルや飼い主の服を敷く
  3. 慣れるまで数日間、そっとしておく(無理に誘導しない)

とはいえ、我が家のタルタルは結局、出窓のガリガリサークルが一番好き。そこで、日差しを和らげるためにレースカーテンで遮光する工夫をしています。猫がどこでくつろぐかは予測不能なので、彼らの「お気に入りスポット」の環境を整えてあげるのが一番ですね。

 

熱中症対策のために、室内でできる「水分補給」の工夫

猫はもともとあまり水を飲まない動物。でも、夏は特に脱水・熱中症のリスクが高まります!

 

我が家の水分補給法

  • 給水器を設置(最初は警戒したけど、今は慣れてくれました)
  • お皿の水は複数の部屋に置いておく
  • ウェットフードやちゅーるを活用して「食事から水分補給」

 タルが使っている給水器はこちらから参照できます 

ちなみに、タルタルは「ユリナリーS/O」のウェットタイプを愛用しています。水分も摂れて、尿ケアにもなるので一石二鳥です。

 

まとめ:北海道の猫は「自由に移動できる工夫」で快適に!

北海道の夏は、日中は真夏日、朝晩は肌寒いという極端な気温差が起きます。そんな中でも、猫がのびのび過ごせるために、以下の対策をしておくと安心です。

☑ チェックリスト:北海道の猫の夏対策

  • エアコンは 27∼28℃、風は直接当てない
  • 扇風機&サーキュレーターで空気の循環
  • 部屋のドアは少し開けて自由に移動できるように
  • 冷感グッズは日陰や静かな場所に設置して慣れさせる
  • 新鮮な水を複数設置+ウェット系のフードで水分補給

 

さいごに

北海道の猫たちも、夏の暑さと戦っています。エアコン嫌いな子、冷感グッズが苦手な子、好きな場所でふて寝する子…性格はそれぞれ。

「うちの猫はこうしてるよ!」という工夫があれば、ぜひコメントやSNSで教えてくださいね! あなたとあなたの愛猫が、快適な夏を過ごせますように。

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