猫との暮らしに欠かせない日用品のひとつが「爪とぎ」です。
ダンボール製、麻、木製などの素材も、形もさまざまで「どれを選べばいいの?」と、迷ってしまう方も多いのではないでしょうか?
我が家では、リビングや寝室、出窓など、家中のあらゆる場所に、いろいろなタイプの爪とぎを置いています。
猫の好みや気分は変わりやすいもの。複数の種類を用意することで、猫が好きな場所で好きな時に爪とぎができるようにしています。
本記事では、我が家の愛猫が実際に使っているおすすめの爪とぎを5つ、写真付きで詳しくご紹介いたします。お気に入りの爪とぎを見つけるヒントにしていただきますと幸いです。
1. シニア猫にもおすすめ!「階段型ペットステップ爪とぎ」(ダンボール製)

愛猫・タルタルの場合―――
主に、ベッドへの移動に使っています。もちろん、爪とぎにも使用!
そして、なんか目線を感じる…と思ったら、タルタルは3段目のステップで飼い主の様子をうかがっていることも時折あり(笑)
この「階段型爪とぎ」は、縦型でも横型でも使えますが、横型の方が安定感があります。段差が苦手なシニア猫ちゃんには特にお勧めです。
木目調のデザインがおしゃれ!私は「ナチュラルカラー」を選びましたが、3カラーあり、どれを選んでもインテリアにも馴染みやすいです。
最初は穴の中をくぐって遊んでいましたが、今は飽きたのか(笑)ステップ専用となっています。猫の成長や気分に合わせて、使い方に変化が出るところも面白いですね。
◎ ここが良かった(メリット)
爪とぎとステップの二刀流で多機能。
シニア猫や足腰の弱い猫の移動をサポート。
インテリアに馴染むデザイン。
縦・横、どちらでも置ける。
△ 注意点(デメリット)
場所を取るのが難点(横型にすると幅60センチ!)
ダンボール製なので研ぎカスが出やすく、掃除の手間がかかる
2. 壁や柱を守る!「爪とぎボード」(麻タイプ)

この「爪とぎボード」は、先代猫・ハーにゃんを迎え入れる際に、出窓コーナーの柱を保護する目的で用意しました。
なんとこれが柱の幅にぴったりでした!
これは運命的な出会いだと思い(笑)3枚購入!そのうちの2枚を柱にぐるりと巻き付けて縫い合わせて使っています。
柱の長さにより、残った1枚を切って柱に巻きつけようとしたのですが、ボードをカットすることができず断念!それでもインテリアには馴染んでいるかな?と思っています。
ちなみに、もう1枚は床に直置きしています。こちらはほとんど使われておらず、放置状態です(笑)
◎ ここが良かった(メリット)
壁や柱の保護に特化できる。
インテリアに馴染みやすいデザイン。
壁や柱に固定するので省スペースで活用できる。
縦方向にのびのびと爪とぎができる。
△ 注意点(デメリット)
設置場所が限定されやすい。
固定方法によっては手間がかかる(縫い合わせなど)
床置きで使われない可能性もある(猫の個体差による)
3. 定番!「ロングポール型爪とぎ」(麻タイプ)

ポール型の爪とぎは、先代猫もよく使ってくれていました。その習慣は2代目にもしっかり引き継がれています。
部屋を出入りするたびに、または欲求を満たすときに(?)このポール型で爪とぎをするのが、習慣になっているようです。
このロングポールは7年ほど使用していますが、我が家の猫たちは比較的おしとやかなのか(笑)、まだまだ現役で頑張ってくれています!
◎ ここが良かった(メリット)
全身を伸ばして爪とぎができる。
ダンボール製に比べると掃除が楽(とぎカスが出にくい)
数か所に用意すれば多頭飼いにも最適。
△ 注意点(デメリット)
大きめ猫ちゃんには物足りないかも(ポール長さ69センチ)
やんちゃな猫ちゃんには安定性に欠ける。
設置場所を選ぶので、ある程度のスペースが必要。
(台座40センチ×40センチ)
4. 「GariGariSofa 猫用爪とぎ キャットスクラッチャー」
「GariGariSofa」は、「ここで気持ちよく寝てくれたらいいな」と思いを込めて、2つ用意しました。
でも残念ながら、付属のまたたびを振りかけても、あまり使ってくれなくて…。
「どうにか使ってくれないかな」と、他のユーザーさんのレビューをヒントに、逆さまに置いてみたらなんと!使ってくれるようになりました~!

発想の転換というやつですね。
猫の好みはさまざま。そして、猫の気分はコロコロ変わります!苦戦しつつも、かわいいわが子の姿を想像しては揃えたくなるのが猫用品ですね(笑)
◎ ここが良かった(メリット)
爪とぎとベッドを兼用できる。
デザイン性が高く、インテリアに馴染みやすい。
カーブが猫の身体にフィットして寝心地が良いと感じる(猫の個体差による)
△ 注意点(デメリット)
爪とぎとしての機能性が弱い場合もある(ベッドとしての利用がメインとなる場合)
ダンボール素材のため、とぎカスが出やすい。
付属のまたたびは必ずしも効果があるとは限らない(うちの場合)
5. 窓辺で日向ぼっこ「ガリガリサークル インテリア 猫用爪とぎ キャットスクラッチャー」

ベッドとしても使える「ガリガリサークル」は、2代目がすっかりハマってしまったアイテムです。
一時期はあまり使ってくれなかったのですが、窓辺に移動させてみたら…?
今では昼寝用として大活躍!窓を開ければ心地よい風が入り込み、日向ぼっこにも最適です。爪とぎの役目以上に快適な居場所になっているようです。
◎ ここが良かった(メリット)
爪とぎとベッドを兼用できる。
シンプルなデザインでインテリアに馴染みやすい。
窓辺などに設置するとリラックス効果あり(うちの猫の場合)
内側が爪とぎの構造なので、とぎカスが散らばることがない。
△ 注意点(デメリット)
ベッドがメインとなると爪とぎの効果は期待できない。
中にゴミが溜まりやすいので、掃除がしにくい。
まとめ:猫の爪とぎは「場所」と「置き方」が鍵!
本記事では、我が家で活躍している爪とぎシリーズをご紹介しました。
猫は気まぐれなので、突然使ってくれるようになることもあります。特に2代目は、特に狭い場所や囲まれた空間を好むため、「ガリガリサークル・シリーズ」はかなりお気に召したようです(笑)
今回ご紹介したすべての爪とぎに共通して言えるのは、設置する場所や置き方を工夫することで、使ってくれる頻度が格段に増えるということです。
本記事が、あなたの愛猫にぴったりの爪とぎ選びや、より快適な爪とぎ環境づくりのヒントになれば嬉しいです。ぜひ、参考にしてみてくださいね!


